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アルコール摂取と子宮筋腫の関係

さて、今日は食事と日本人の子宮筋腫との関係について
nagataらが調べた研究を紹介いたします。

2003年～2006年に閉経前女性285名について、
脂肪、大豆食品、食物繊維やアルコール摂取と
子宮筋腫の関係を調べました。

被験者のうち、44名が子宮筋腫と診断されたか、
子宮摘出手術を受けていました。

平均アルコール摂取量は子宮筋腫の患者で有意に多く、
3群に分けた最大アルコール摂取群の最小群と比べた
子宮筋腫のオッズ比は2.78だったそうです。
かなり高いオッズ比ですね・・・。
お酒を飲むと、子宮筋腫になりやすいということです。

なお、脂肪や大豆食品、食物繊維の摂取と
子宮筋腫に有意な相関関係はみられなかったとのこと。

大豆に含まれるイソフラボンは
エストロゲン様作用を示すといわれていますが、
この研究の限りでは子宮筋腫とイソフラボンには
まったく関係がないということですね。

また、脂肪を摂取することによって、
からだに脂肪が蓄積すると、
脂肪からエストロゲンなどの性ホルモンが分泌されているので、
エストロゲンが多くなるといわれています。
ということは、脂肪、ひいてはエストロゲンと子宮筋腫との間には
関係性がみられないってことなんでしょうかね。
ううむ、解釈に困ります。