さて今日は、グアバ葉についてのお話。
グアバ葉って何!?という方にちょっとグアバ葉の説明。
グアバは熱帯や亜熱帯に広く分布する常緑樹のひとつで、
白い可憐な花をつけ、実はトロピカルフルーツとして食べられています。
また、グアバの葉には糖分の吸収をおだやかにする働きがあり、
(糖分の吸収に必要な酵素の働きを抑える働き)
「血糖値が気になる方へ」というトクホ(お茶)として商品化され、
販売されています。
その有効成分とされるのが、グアバ葉ポリフェノールと呼ばれるもので、
緑茶や紅茶、ウーロン茶など私たちが日ごろ口にするお茶には
含まれていない特別な成分です。
さて、そんなグアバ葉ポリフェノールに
このたび炎症を抑える働きがあることがわかりました。
COXと呼ばれる炎症に関わる酵素の働きを抑えます。
同じメカニズムを持つものにアスピリンなどの
非ステロイド性抗炎症薬(いわゆる解熱鎮痛薬)があります。
解熱鎮痛薬と同じ働きがあるのなら、
関節痛も抑えるのでは?ということで、
それを検証するために動物実験を行っています。
薬を与えて、わざと関節炎を引き起こしたラットに、
グアバ葉ポリフェノールを摂取させたところ、
急性期および慢性期の炎症抑制に効果があったとのこと。
メタボだけでなく、ロコモにもよいかもしれない
グアバ葉ポリフェノール。
今後の研究成果に期待です。
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