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メタボなのは腸内細菌のせい?

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メタボなのは腸内細菌のせい?

さて、今日はメタボと腸内細菌の関係について。
衝撃的というかびっくりな報告がサイエンスに掲載されましたので、
それを紹介いたします。

報告によると、 ある遺伝子の発現を抑えたマウスは、
正常なマウスに比べて体脂肪や中性脂肪、コレステロールが増えたり、
高血圧になったり、さらにはインスリン抵抗性が増えたり
といわゆるメタボマウスになるのだそうです。

で、どの遺伝子の発現を抑えたのかというと、
TLR5(トール様受容体5)という免疫に関わる部分。

TLR5を働かせないことによって、
免疫(自然免疫)がおかしくなるので、
おなかに住みつく菌(腸内細菌)の種類やその勢力図も
変になってしまうんですね。

しかも・・・ですよ?
このTLR5を働かせなくしたマウスに
いろんな菌に広く効く抗生物質を投与したところ、
彼らが抱えていたメタボ症状がきれいさっぱり直ったのだとか!

つまり、おかしな腸内細菌叢を抗生物質でたたくことで
腸内細菌の勢力図が変わり、
その結果、メタボが治ったということなんです!
ほんとにびっくりな話です。

ちなみに、無菌育ちのマウスに
TLR5を働かせなくしたマウスが持っている
おかしな腸内細菌を移植したところ、
やっぱり無菌育ちマウスもメタボになったとのこと。

つまり、変な腸内細菌を飼っていると、
メタボになる恐れがあるということなんです。
ものすごい話ですね。
久しぶりにびっくりしました!