さて、今日はEPAのお話。
EPAって何!?という方にちょっと説明。
EPAはお魚に含まれる油の成分でオメガ3脂肪酸の一種。
豚肉料理をいったん冷凍庫に入れると、白い塊がでてくるように、
お肉由来の油は冷えると固形化します。
一方の魚は冷たい水の中でも生息していますから、
体が冷えたときに、体内の油が固形化したら困りますよね?
ですから、魚由来の油は冷えても固形化しません。
その他、EPAには中性脂肪を下げる働きがあるので、
血液サラサラには魚由来の油がよいといわれています。
また、頭によいと昔もてはやされた
DHAもオメガ3脂肪酸の一種です。
脳にはDHAしか分布していないため、
DHAが脳の健康にいいといわれていましたが、
ところがどっこいEPAを摂取すると、
体内でDHAに変換されるらしいんですね。
だからEPAは脳の健康にもいいのでは?と期待されています。
さて、このEPAは現在医療用医薬品で販売されていますが、
2年前から薬局で買う事ができる一般用医薬品になるのでは?と
いわれていました。
これがいわゆるスイッチOTCといわれるものです。
スイッチOTCでもっとも有名なものは、ガスターです。
このお薬ももともと医療用医薬品でしたが、
薬局で購入できるようになりました。
同様に、EPA(エパデール)も
買えるようになると思われていましたが、
今回は見送りになったみたいですね。
これからEPA市場が活発化すると思っていたのですが、
なんとも残念です。
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