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スーパービタミンEで中性脂肪を減らす!

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スーパービタミンEで中性脂肪を減らす!

さて、今日はビタミンEのお話。
ビタミンEと一口にいっても、ビタミンEには8種類あるというのは
ご存知でしょうか?

ビタミンEには大きく分けて2グループあり、
トコフェロールが4種類(α~δ)、トコトリエノールが4種類(α~δ)で
合計8種類あります。

一般的にビタミンEといわれているのは、
医薬品にもなっているαトコフェロールです。
今日のお話にでてくるのは、このαトコフェロールではなく、
スーパービタミンEと呼ばれるトコトリエノールについてです。

このトコトリエノールに関する臨床試験を実施し、
トコトリエノールの摂取により血中中性脂肪が下がるとの研究内容が
第31回日本臨床栄養学会総会で発表されました。

試験では、二重盲検プラセボ対照試験として行われ、
被験者には男性20人、女性20人を募集し、
その中で血中sd-LDL値の高い上位20人に試験に参加してもらいました。

ちなみにsd-LDLとは、
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを
さらに凶悪化させたコレステロールで、
なかなか肝臓に回収されない上、酸化されやすく、
動脈硬化の原因といわれています。
そして、血中中性脂肪が高い人は、sd-LDLが高いといわれています。

さて、試験の内容に戻りますが、
選ばれた20人をトコトリエノール摂取群とプラセボ摂取群に分けて、
検査を行いました。

トコトリエノール群はγトコトリエノールと、δトコトリエノールのみを
含んだ素材を1日120mg摂取してもらい、これを8週間継続しました。

その結果、トコトリエノール摂取群で
血中中性脂肪の有意な低下が確認されました。

さらに、トコトリエノール摂取群の体重が
平均で0.9kg減少(プラセボ群0.2kg増加)し、
ウエスト周囲長は平均で1.3cm減少(プラセボ群0.7cm増加)しました。
これは、閉塞性動脈硬化症・脂質異常症治療薬である
EPAに劣らない結果だと報告されました。

EPAとは主に魚油に含まれるオメガ3脂肪酸の一種です。
EPAは摂取すると少し生臭くて、
戻り臭を気にする方もいらっしゃいますが、
トコトリエノールなら臭いもないのでいいかもしれませんね。
今後のトコトリエノールの研究に期待です!