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コレステロールと前立腺がんの関係

さて、今日はコレステロールと前立腺がんのお話。

日本男性においても、増えてきている前立腺がんですが、
コレステロール値とガン発症リスクの関係について調べた
2例の研究が"Cancer Epidemiology and Biomarkers & Prevention"で
報告されました。

まず一つ目。
アメリカ国立がん研究所による報告では、
男性29,093人を対象に18年間追跡調査した結果、
血中総コレステロール値が低い場合には、
がん発症リスクが18％増加することが明らかになりました。

また、HDL値が高い場合には、
ガン発症リスクが14％減少したことが認められました。

そして二つ目の研究報告は、
総コレステロール値が200mg/dL未満の場合に、
悪性度の高い前立腺がんの発症リスクが59％も低下するというもの。

ちょっと相反するような話ではありますが、
勝手にまとめてみると、
前立腺がんの総発症リスクは増えるものの、
悪性度は高くないものが多いってことなんでしょうか・・・。

コレステロール値が低いとガンになりやすいなんて
一時期いわれていましたが、本当のところはどうなんでしょうね。