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マグネシウム摂取が多い男性は大腸がんになりにくい

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マグネシウム摂取が多い男性は大腸がんになりにくい

さて、今日は食の欧米化で日本人にも多くなってきている
という大腸がんのお話です。

男性の場合、マグネシウムを多く摂取すると、
大腸がんを予防できる可能性のあることが
厚生労働省研究班の調査でわかりました。

なぜ食の欧米化が腸に良くないかについてちょっと説明。
食の欧米化によりタンパク質の摂取量が増えますが、
これは決して悪いことではないのですが、
タンパク質などが腸内の悪玉菌によって分解されて
アンモニアやインドールなどのカラダに有害な物質が
できてしまいます。

しかも、私たち日本人の腸はどちらかというと
草食系で長いんですね。
そのため、悪い物質が腸の中でできた場合、
悪い物質にさらされている時間も長くなり、
大腸がんになるのでは・・・といわれています。

昔々にがりがブームになりましたが、
マグネシウムはその主成分でもあり、お通じにいいんですね。
マグネシウムを摂ると、悪い物質もすぐに体外に出されるから
大腸がんになりにくいといったわけなんでしょうか。

さて、具体的な研究内容について説明いたしますが、
研究班では、全国の45~74歳の男女約8万7千人を対象に、
11年間にわたって追跡しました。

マグネシウムの摂取量によってグループを5つにわけ、
大腸がんになるリスクの違いを分析しました。
そして、追跡期間中に男性689人と女性440人の
合計1,129人が大腸がんと診断されました。

男性では、マグネシウムの摂取量が多いほど、
大腸がんのリスクが低くなる傾向が見られました。
そしてこおの傾向は特に結腸癌でより顕著だったとか。

さらに、飲酒と肥満(BMI)に注目して、
大腸がんとの関連性を分析。
その結果、飲酒週間のある人や、
BMIが25未満のやせ気味の人については、
マグネシウム摂取による予防効果がより明確になることが
わかりました。

・・・にしてもBMIが25未満とは
やせ気味と定義されるのでしょうか・・・。
ただ、肥満ではないというだけで、
決してやせ気味ではないと思いますが。

一方、女性ではマグネシウムの摂取と大腸がんの発生に
関連性はみられませんでした。
その理由として、
1)大腸がんに関連する要因の男女差
2)性ホルモンの影響
3)飲酒習慣の差
が挙げられるんだそうです。
お酒を飲んだほうが、マグネシウムの効果が
顕著だといっていましたもんね。

マグネシウムの大腸がん予防のメカニズムは
冒頭に記載した「お通じがよくなる説」は違うようです。
マグネシウムを摂取すると、インスリン抵抗性が改善されるため、
大腸がん予防になるんだとか。

大腸がんとインスリンの関係はいかに・・・。
よくわからないメカニズムですね。