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アルコールで認知症リスクの低下!

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アルコールで認知症リスクの低下!

さて、今日はお酒を飲む方にちょっとした朗報。

ウェイクフォレスト大学の研究グループは、
正常な認知機能を持つ高齢者の適度なアルコールの摂取は、
認知症発症リスクを低下させる可能性があると、
国際アルツハイマー病学会で報告しました。

研究グループらは
認知症を発症していない75歳以上の高齢者3,069人を対象に
調査を行いました。

研究開始時に被験者を調べたところ、
2,587人は正常な認知機能を持つと診断されましたが、
残りの482人は軽い認知障害であることが分かりました。

そしてアルコールの飲む量によって被験者をグループ分けし、
その後最大6年間の追跡調査を行い、記憶力や思考力の変化を調べました。

その結果、調査期間中に認知症を発症したのは523例で、
適度なアルコール摂取(1日に1~2杯)が、
認知機能が正常な被験者の認知症発症リスクを37%
低下させることが分かりました。

ただし、研究開始時にすでに軽い認知障害をわずらっていた方は、
アルコール摂取量がどうであれ、認知機能低下が早かったそうです。
つまり、すでに発症してしまった方では
アルコールは認知症予防にならないということですね。

そして、アルコールを多飲するグループ(週に14杯以上)では、
軽い認知障害の方あるいはアルコールをまったく飲まないグループよりも、
認知症の発症リスクが逆に2倍に増加したのだとか。

健康のためにもアルコールは「ほどほどに」といいますが、
認知症発症リスクの予防の観点からも「ほどほど」が良いようです。
適量を守って、楽しくお酒を飲みましょう!