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大豆でCOPD予防

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大豆でCOPD予防

さて、今日は大豆のお話。

ところで、COPDという病気を知っていますか?
COPDは慢性閉塞性肺疾患の略で、
別名肺の生活習慣病といわれています。

つまり、タバコを吸う方に多いんですね。
COPD患者の約9割が喫煙者なんです。
止まらない咳とか、息切れ、ひどい人は呼吸困難が起こります。
あんまりなじみのない病気だなと思う人もいるかもしれませんが、
世界統計で死因のトップ5以内に
ランクインし続けている病気なんです。

そんなCOPDが大豆食品を多量に摂取することで
予防できるかもしれない・・・という日本の研究が、
"Respiratory Research オンライン版"に掲載されました。

これまでの研究は大豆イソフラボンの関係から、
コレステロールを減少させたり、更年期障害を軽減させたり
という研究は行われてきましたが、
COPDと大豆についての研究報告は初めてなんだそう。

研究グループは、COPDの日本人患者300人と
年齢をあわせた健康な340人を対象に大豆の摂取について
調査しました。

その結果、大豆製品の摂取が多いほど肺機能が良好で、
COPDの発症リスクが低いことが分かりました。

大豆食品由来のフラボノイドは、肺で抗炎症剤として作用し、
喫煙者に対してタバコ発ガン物質を防御することが
示されています。
今回の結果もそれに由来するのではないかと考えられます。

タバコ増税でタバコ人口は減っていくと思いますが、
それにしたがってCOPD人口も減るんでしょうかね?
とにかく、今後の研究進展を期待しましょう。