ブルーベリーとは?
ブルーベリー

ブルーベリーはツツジ科(スノキ属)の果樹です。花は可愛らしい房状の小花で、ピンクか白色です。花が咲いてから2~3か月後に果実が成熟します。この果実は美しい青色(ブルー)をしており、これが「ブルーベリー」といわれるゆえんです。

日本では4月中旬頃から開花しはじめ、6月上旬から9月中旬まで果実が収穫されます。

ブルーベリーには200種類以上の品種がありますが、大きく分類すると、次の3種に分けられます。

ブルーベリーの花
ブルーベリーの果実
ラビットアイ

皮の部分がウサギの目の様に赤くなった後、ムラサキ色へと変化していきます。 温暖な地域で栽培されています。

ハイブッシュ

ブルーベリーの中では背の高くなる種類です、ブッシュ(やぶ)の名のように枝が多く生い茂ります。カナダ・北米などの寒冷地でよく栽培されます。

ローブッシュ

ひざ程の高さにしかならない、背の低い種類です。野生種のブルーベリーとも言われます。北欧、カナダ、北米に自生しているものが有名です。

ブルーベリーの有用成分は濃い青紫色のアントシアニジンという色素です。ブドウやイチゴ、ナス、ムラサキイモ等の赤紫色をもつ野菜・果物もアントシアニジン色素を持っていますが、種類も量も異なります。

ブルーベリーの果実
ビルベリー

ひとみの果実錠剤の原料となるブルーベリーがビルベリーです。 学名 Vaccinium mirtillus  また、別名をホワートルベリーといいます。

ヨーロッパで医薬品の原料として使用されているのはビルベリーだけです。 ヨーロッパの野生種であり、主に北欧で収穫します。

通常のブルーベリーの実をナイフで切ってみると、中心部は白いのが普通ですが、ビルベリーは中心まで濃い青紫色となっています。その分アントシアニジンの量は約2~3倍と飛びぬけて多いのが特徴です。

ヨーロッパでは古くから、ビルベリーの実を干して煎じた物を伝承的に腸の疾病に用いていました。

ビルベリーとブルーベリー

ビルベリーエキスが眼に良いのではないか、という新たな関心は、第二次世界対戦中、英国空軍の体験から始まりました。ビルベリーのジャムを食べた英国空軍パイロットは、敵側より、薄明かりでも目が良く見えたと言われています。

商品一覧
催事・イベントカレンダー