4月16日(月曜日)、約2ヶ月ぶりに茨城県土浦にあるブルーベリーの苗木最大手・大関ナーセリーさんを訪問しました。

今回の訪問は、いよいよ5月19日~20日に植樹予定のブルーベリーの苗木の確認と「ピートモス」をどれ位入れるかの検証です。

遠野ブルーベリ-ファームを管理してくださっている菅原さんに来て頂き「苗木の成長がどれだけ違うのか」について見て頂いた。

検証の結果、「ピートモスたっぷり入れよう」との結論に達しました。

10ha当たり200本の苗木を植栽、5年後の収量が1,000kgにもなる。

それには「ピートモスたっぷり」(配合比率は企業秘密です) 但し、このピートモスが高い!

弊社社長佐々木と菅原さん

↑弊社社長佐々木と菅原さん 後ろの木は大関ナーセリーで栽培された5年の苗木です。 普通に育てた10年の苗木と同じぐらいの成長ぶりです。

ピートモスが高い!

12月23日(金曜日)、茨城県土浦にあるブルーベリーの苗木最大手・大関ナーセリーさんを訪問しました。

大関さんはブルーベリーでは30年近い歴史を誇る苗木の会社で、生産に欠くことのできないノウハウを持っています。 

当日は朝から雨模様の中、JR土浦駅から車で2~30分の所に本社と畑がありました。

そこで管理されているブルーベリーの苗木は約10万本とのこと、勿論日本ではトップクラスの規模です。

品質においても世界中の研究者とネットワークをお持ちで"品種の特長や栽培に関して"多くの情報を持っています。

今回の訪問の目的は、今年のゴールデン・ウィークに岩手県遠野市で植樹が予定されているブルーベリーの苗木のチェックとその栽培についてご指導を頂くためです。

ブルーベリーの根は浅いので掘り起こすとすぐに見る事が出来ます。毛根は細く繊細な為に、硬い土ではあまり根を張る事が出来ません。このように手で簡単に掘ることができるぐらい柔らかい土が適しています。

栽培管理で欠かせないのがバークです。 地面よりコンモリと高く盛り上げる感じでバークを敷きます。

そして一番重要なことは土壌を酸性に保つことです。とにかくタップリのピートモスを入れる事で3年後、5年後に差が出てきます。

写真のブルーベリーは「この木は10年位ですか?」と質問しましたら 「5年です。」との答え。この大きさにはビックリしました。

自社の農園だから「(ピ-トモスを)どれ位入れたのか、正確には分からない」と笑っていました。

大関ナーセリーその1
大関ナーセリーその2
大関ナーセリーその3
大関ナーセリーその4
大関ナーセリーその5
よいブルーベリーを育てるコツ

1. 円形80㎝、深さ40㎝の穴を掘る ~ 深すぎず、浅すぎず。

2.ピートモスをタップリいれる ~ 掘った穴に全量入れるつもりで。

3.土とピートモスを良くかき混ぜる ~ ピートモスか土か分からない状態まで混ぜる。

4.バークを必ずかける ~ 保湿効果もあるので。

12/6(水)鹿児島山形屋でイベントが行われ、弊社商品をご愛用頂いているお客様を城山ホテルにご招待し、「イタリアンの鉄人・神戸勝彦の実演&トークショー」を開催致しました。

そこで、イタリアンの鉄人・神戸勝彦さんに弊社のドライブルーベリーとブルーベリーdeす(酢)を使ったオリジナルスイーツ「パンナコッタ」作って頂きました。

「ブルーベリーのパンナコッタ」は"スッキリしていて美味しい"と、ご来場頂いたお客様に大好評でした。

ブルーベリーのパンナコッタ

【 神戸 勝彦 (こうべ まさひこ) 】

神戸勝彦

季節の食材を最大限に生かすよう、自由自在に調理。 化学的なものは一切使わず、お腹にもたれない常に身体にやさしいイタリアンを目指す。

西麻布「アルポルト」フィレンツェ「エノテカ・ピンキオーリ」などで修行後、荻窪「ドラマティコ」でシェフを務める。

2000年恵比寿「リストランテ・マッサ」をオープンする。 フジTV「料理の鉄人」イタリアンの鉄人として出演。

開催趣旨

日本の5人に一人が65歳以上の高齢者となる時代を迎えています。

高齢者の増加とともに医療費の負担も増え「国家的な問題として健康を考える時代」になっています。今後、ますます機能性の解明された食品の果たす役割が重要な時代になって来ました。

私共NPOはブルーベリーを通じて健康増進を推進していく立場から、このシンポジウムで"ブルーベリーの機能性"を紹介し、日本人の健康増進に役立てていきます。

日 時

2006年10月10日(火)

場 所

日仏会館1Fホール 渋谷区恵比寿3-9-25

主 催

NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会

プログラム

"ミルトセレクト"有効性が実証された新規HPLC分析法
インデナ社・ボンバルデリ博士

>>インデナ社では昨年、植物原料と抽出物の両方に含まれるすべてのビルベリーアントシアニンの同定と直接定量を行える高速液体クロマトグラフィー法(HPLC法)を開発し、アントシアニン抽出物の整合性を評価することで高品質であることを保証している。

ビルベリーのアントシアニン組成と機能性との関係
鹿児島大学・侯先生

>>15種類のアントシアニンの中でも、デルフィニジン系とシアニジン系が特に活性が強く、この成分が抗がん、抗炎症に作用していることを紹介。また、「アントシアニンのトータル量だけでなく、各成分の規格が必要」と述べている。

ビルベリーの生体代謝について
新潟薬科大学・一柳先生

>>ビルベリーだけではなくブルーベリーの栽培種も検証、品種ごとにアントシアニンの含有量が異なること、pHで構造が変わること等を紹介した。

ビルベリーのガン増殖を抑える効果について
東京薬科大学・豊田先生

>>ビルベリーの抗がん効果について検証し、大腸がんや血液のガン等に有効性が見られることを発表した。良いことは正常細胞に全く影響しないことが証明された。このことから「抗がん治療の補助的役割に使えるかどうかの可能性について、今後研究を続ける」と述べた。

ESRスピン法を用いた抗酸化作用測定について
神奈川歯科大学・李先生

>>ESRスピン法を用いることで食品の抗酸化作用が測定できる。また、従来の抗酸化作用測定法とは異なり、活性酸素の種類別に抗酸化作用を評価できるため、ESRスピン法は優れた機能評価法のひとつであると述べた。

ビルベリーエキスの脳機能改善について
TTC ・片桐氏

>>試験方法を詳しく説明、脳機能改善に一定の効果が期待できることを示唆した。


実行委員会より一言

このシンポジウムも第5回目となり、これまでで最も内容が充実してきた様に感じました。

これまで内外合わせ延べ22名の講師を招聘し、研究発表した方は日本のみならずオーストラリア、フィンランド、イタリアと文字通り"国際シンポジウム"となってきました。

高齢者が5人に1人の時代を迎えた日本。健康が個人の問題だけではなく国家的な問題として捉えられてきている。このことからエビデンスのある健康食品を開発していくためにも私共の果たす役割は大きいと考えます。

今後とも多くの方々の支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

中国中医薬協会が主催した「第1回 中国国際中薬原材料、中医薬と保健食品展覧会」が9月29日~10月1日までの3日間、香港で開催されました。

当社では、数少ない海外展示会ということでブルーベリー<ひとみの果実>シリーズを展示し中国への商品紹介をしてまいりました。

今年5月に東京ビッグサイトで開催されたIFIA(国際食品添加物の展示会)に参加された保健省の副大臣と中国医薬品、健康食品メーカーのご一行と交流が深まり、ご招待されての参加でした。

海外初講演の最初の一言はご招待していただきました中国関係者の方に敬意を表し、"ター ジャ ハオ!"(皆さんコンニチワ!)、"ウオァ スウー ゾゾム"(私は佐々木です)つたない中国語でご挨拶しました。

現在、中国は子供の勉強熱が高く「近視の子供が増加している」とことで、1997年当社と総合医科学研究所(マザーズ上場)との共同臨床試験である「ビルベリーの受験期の児童の仮性近視に対する効果」を発表させて頂きました。

この試験に対する関心は高く、日本の東大に当たると言われている北京大学の眼科の先生も感心を示されたとのことで大変嬉しく思います。

展覧会の様子
展覧会の様子その2
展覧会の様子その3

俄かに覚えた"タージャハオ""ウオィスウーゾゾム"は会場に笑いが出て和やかになった。 勿論その後は全部日本語で通訳が解説してくれたのですが、中国の方には「佐々木さんはユーモアがある。」ということになり翌日、晩餐会にご招待いただきました。

晩餐会では、ビルベリーについて熱心に質問を受け今後中国への展開の可能性を強く感じました。

開催趣旨

日本はかつて無い高齢化社会を迎え、健康に対する関心は高まる一方です。周知の様にブルーベリーの"目に対する機能性や血流促進"については関心が高く、国民的に広く知られるところとなりました。

そこで、私たち「特定非営利活動法人 ブルーベリーで健康増進を考える会」は、ブルーベリーの持つ様々な機能性と利用の研究を進めると共に、日本人の健康維持と増進に役立てる為の活用方法について、広く世界中から情報を集め、セミナーを通じて啓蒙、普及活動に勤めています。

日 時

2005年5月12日 13:00~17:00

場 所

日仏会館1Fホール 渋谷区恵比寿3-9-25

主 催

ISB2005(4th International Symposium on Blueberry)実行委員会
【実行委員長】
佐々木憲一(NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会 理事長)
【広報委員長】
侯 徳興 (鹿児島大学農学部助教授)

開催趣旨

日本はかつて無い高齢化社会を迎え、健康に対する関心は高まる一方です。中でもブルーベリーの目に対する機能性や血流促進については関心が高く、良く知られるところとなりました。

そこで、私たちはブルーベリーの持つ様々な機能性と利用の研究を進めると共に、日本人の健康維持と増進に役立てる為の活用方法について、広く世界中から情報を集め、シンポジウムを通じて啓蒙、普及活動に勤めています。

2002年より始まりましたブルーベリーシンポジウムも今年で3回目を迎えます。今年から、より多くの研究者に参加して頂く為にも、組織を強化する必要が有ると考え、NPO法人の単独開催から実行委員会形式と致しました。

日 時

2004年5月26日

場 所

日仏会館1Fホール 渋谷区恵比寿3-9-25

主 催

ISB2004(3rd International Symposium on Blueberry)実行委員会
【実行委員長】
佐々木憲一(NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会 理事長)
【学術委員長】
侯 徳興 (鹿児島大学農学部助教授)
【実行委員会参加法人】
NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会
鹿児島大学農学部、インディナジャパン株式会社
全日空商事株式会社、マエダ薬品商事株式会社
株式会社アズウェル、ナチュラルウェイ株式会社

プログラム

ブルーベリーの抗炎症効果
鹿児島大学農学部食品機能化学講座
侯 徳興助教授(日本)

>>ビルーベリーの色素抽出物と、その主成分であるアントシアニンは細菌や真菌 による慢性炎症を抑制する機能を持つ事を実験により検証しました。

アントシアニンを含むベリー類は機能性食品に向いているか
ヘルシンキ大学応用化学・微生物学部食品化学
マリーナ・ハイノネン教授(フィンランド)

>>アントシアニンリッチの濃縮物は、心臓血管への効果として脂質やタンパク質の酸化を抑制することが判明しました。

オーストラリアのブルーベリーについて
オーストラリア食品科学研究所 
イザベラ・コンザック博士(オーストラリア)

ビルベリーの標準化抽出エキスの創傷治癒及び抗潰瘍作用
インデナ社科学部門 主席研究員
アルド・クリストーニ博士(イタリア)


実行委員会より一言

今年で三回目を迎えた「ブルーベリー国際シンポジウム」、お陰様で一年毎に内容も充実し、今年は世界各国から研究の先端を行く先生方を招く事が出来ました。

国内食品メーカー、製薬会社、薬品流通会社を始め100名を超える参加者が来場、一般食品市場でも成長を続けるブルーベリーのワールドトレンドとも言える講演に熱心に聴き入っていました。

ブルーベリー国際シンポジウム風景 ブルーベリー国際シンポジウム風景その2

日 時

2003年6月11日

場 所

日仏会館1Fホール 渋谷区恵比寿3-9-25

主 催

NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会

プログラム

月経困難症の諸症状に対する作用
イタリア インデナ社 アルド クリストーニ博士

ブルーベリーの新機能特に血流改善効果と細胞ガン化予防能
鹿児島大学 農学部助教授 侯 徳興 博士

目の栄養素ルテインとのブルーベリーの相乗効果について
ケミン・ジャパン社 国際事業部長 橋本 正史氏

日 時

2002年5月17日

場 所

日仏会館1Fホール 渋谷区恵比寿3-9-25

主 催

NPO法人 ブルーベリーで健康増進を考える会

プログラム

ブルーベリーの上手な育て方
日本ブルーベリー協会 副会長・事務局長 玉田 孝人

ブルーベリーの新機能について 特に女性のむくみ解消
イタリア インデナ社 フランチェスコ ディピエロ博士

ブルーベリーとルテインの相乗効果について
米国 ケミンフーズ社 ゾライダ・デフライタス博士

ブルーベリーの抗ガン作用について
鹿児島大学 農学部助教授 侯 徳興 博士


ブルーベリーの育て方

ブルーベリーの果実はさわやかな風味があり、生食、加工に適し、健康に良く(ミネラル、食物繊維、アントシアニジン色素)、花、果実、紅葉など春夏秋冬一年中、観賞用としても優れていて、癒し系としても高く評価されています。

気候の変動にも強く、病虫害もすくなく、無農薬栽培が可能であり、低木(ローブッシュ)で、北海道から沖縄までの全国で植樹、生産されています。但し、強い酸性土壌が絶対条件です。ピートモスや腐植土を使うと良いでしょう。

栄養面では、糖は効率の良い果糖とブドウ糖が主であり、酸は柑橘類と同じクエン酸が約1%含まれています。果実の成熟に伴い、酸が減少し、糖が増えます。

また、すべてのビタミンが含まれ、ラビットアイではB2、葉酸、C が多いのが特徴です。食物繊維はバナナの2倍(3~4%、果実としては最高)にも達します。

200種類以上の酵素(DNAや蛋白の合成に必要な酵素など)に含まれる亜鉛や、エネルギーの発生に必要な酵素に使われているマンガンなどのミネラルが含まれています。


ブルーベリーとむくみ改善

ブルーベリーは視力の改善の他に、毛細血管の保護を行い血流を改善します。

アントシアノサイド(ブルーベリーの標準抽出物)を経口投与すると、20分で血中に現れその後ピークに達し、そのまま8時間継続し、その後消失します。(注:目の場合には、4時間で効果が現れ、24時間その効果が継続すると言われています。)その間、目ばかりでなく、心臓、腎臓、肝臓、肺、皮膚などでも吸収されます。

毛細血管内では:

1) アントシアノサイドは、抗酸化剤として働きます。

2)構造の一部のヘテロ環のO(酸素)が+(プラス)にチャージしているのが重要で、ユニークです。この部分でブルーベリーが毛細血管に働きかける接点となりリン脂質と結合し、毛細血管の内皮細胞を強くし、血管からの血液の漏れを少なくし、血流をよくし血小板の凝固を少なくします。

毛細血管外では:

新しい毛細血管を作り、繊維芽細胞を増殖させ、コラーゲン(膠質)、エラスチン(弾力性硬蛋白質)、プロテオグリカン(糖蛋白質)など、結合組織を作るための物質の合成を助け、悪いフリーラジカル(活性酸素)を除去します(フリーラジカル・スカベンジャーとしての働き)。

その結果、手術による出血を軽減し、慢性の月経困難症などや、下肢のむくみや、だるさ、妊娠中の鬱血(血液の滞留)によるむくみ、だるさ、などを軽減します。


ルテインとの相乗効果

ルテインは、フルーツや緑色野菜(ほうれん草やケール)に豊富に含まれるカロテノイドです。他のカロテノイドと同じように、抗酸化剤として働き、特に光線による酸化から眼を保護します。

ハーバード大学などの研究によると、ルテインとその代謝産物であるゼアキサンチンは、眼の黄斑(網膜の視覚領域)と水晶体に特異的に含まれ、日本でも最近増加している黄斑変性や白内障を予防します。/p>

1)ルテインは 青色光線の高エネルギーを遮断するフィルター

青色光線の高エネルギーを遮断するフィルターであり、黄斑部や水晶体を酸化から護ります。ルテインをサプリメントとして取ると、黄斑部でルテインが増加することから分るように、サプリメントは加齢黄斑変性(AMD)や白内障(水晶体の蛋白質が酸化して濁る症状)の予防には有効です。

今まで、AMDの回復は出来ないと言われていましたが、1.4mg/日/6ケ月のサプリメントの投与によって、回復の可能性が示唆されました。

2) ルテインは 抗酸化(光線によって発生するフリーラジカルを中和する)

ルテインは酸化剤として光によって発生するフリーラジカル(活性酸素)を中和し、細胞や眼を護り、心臓血液循環機能を促進します。最近フロリダで行われた眼学会では、リッチャー博士のヒトへの大規模な介入試験の結果、ルテインによって視覚回復の可能性が示されました。

ルテインは脂溶性、一方ブルーベリーは水溶性という違いはあるものの、共に抗酸化剤として、視覚や心臓血液循環の改善に寄与します。また共に天然物であり安全です。これを組み合わせて作ったものとしては、ナチュラルウェイのひとみの果実「ベジタブルプラス」やアメリカのビタ・レインなどがあります。

3)ルテイン・その他カロテノイドに関するまとめ

ルテインは眼に良いと言われるカロテノイドです。約700種類のカロテノイド(カロチノイドとも言う。)が動植物中に存在し、その中食物(果物や野菜)には50~60種類しか存在せず、14種類(ルテイン、ゼアキサンチン、リコペンを含む)がヒトによって吸収、利用、代謝され、4種類(αカロチン、βカロチン、βクリプトキサンチン、γカロチン)が体内でビタミンAに変換されます。

残りのカロテノイドも、それぞれが我々の健康維持には寄与していますが、その機能については不明の点が多く、将来の研究を待たね待たねばなりません。

最も有名なβカロチンは大量に単独で取ると、喫煙者の場合にはガンを予防するどころか、却ってガンになる危険性が増すので、βカロチンだけを大量に取ることは避け、その他のカロチンなどと一緒にバランス良く取らなければなりません。

なお、ビタミンAに変換した場合には、βカロチンの効力を4とすると、αカロチンが2となります。 一方、脂質に対する抗酸化力では、ルテインが3、βカロチンおよびリコペンが2、αカロチンが1、それに比較として、αトコフェロール(ビタミンE)は4となります。

このようにルテインは強い抗酸化力によって、眼を酸素の攻撃から我々を護ってくれるのです。


ブルーベリーと抗がん作用"

最近、色々な食品や食材の抗ガン性が盛んに言われていますが、その中には科学的証明の無いものも見られます。そこで我々はブルーベリーについて、科学的な検討を開始しました。

1)ブルーベリーが細胞のガン化を阻止

寒天は細胞の増殖を阻害するので、正常細胞の寒天内での増殖が見られませんが、ガン細胞は増殖能力が高いので、軟寒天内でも成長できます。

実験は正常細胞由来の動物細胞とブルーベリーサンプルと、それに発ガン性を強化するために発ガン・プロモーターを加え、2週間培養して、増殖したコロニー(細胞群)を顕微鏡下で数えました。

その結果、
・ブルーベリーが細胞のガン化を抑える。
・ブルーベリーのアントシアニジンが細胞のガン化を抑える。
・ブルーベリーを原料とした製品も細胞のガン化を抑える。

でした。即ち、アントシアニジンのガン化抑制機能は、テストした商品ではその製造工程によって失われることはありませんでした。

2) ブルーベリーは、ガン細胞を自滅(アポトーシス)させる

ヒト急性前骨髄性白血病由来のガン細胞にブルーベリー・エキスを添加したところ、アポトーシス〔(DNAの断片化、細胞の分解、マクロファージによる貪食(どんしょく、むさぼり食べる)〕によってガン細胞が消失しました。

このようにブルーベリーには、発ガンを抑え、ガン細胞をアポトーシス(自滅)させる能力がある事が分ります。食べるだけでガンを完全に排除出来るとすれば、副作用もなく、しかも安全で、完璧な、理想的なガンの予防と治療方法の開発に繋がる大きな希望を持たせる事になります。

3)解説

アポトーシス(アプトーシスとも言う)は、オタマジャクシの尻尾が無くなりカエルになる変態や、ヒトの受精卵から胎児への変化、ヒトでの分娩後の子宮の収縮などのように、役目を終えた細胞を積極的に自滅させ、正常な細胞を維持育成させるシステムのことを言います。

抗ガン剤を投与したり、放射線を照射すると、ガン細胞を殺す事が出来ますが、同時に正常な細胞までも殺してしまいます。現在ではアポトーシスのような副作用の無い安全な治療方法は他にはありません。

従って、このように重大な副作用も無く、しかもガン細胞だけを完全に殺すことが出来れば、これに勝る朗報はありません。

ところが、このアポトーシスを開始させるためには、ブルーベリーの濃度はある程度以上に高いことが必要です。故に、今後はその必要濃度の検定や、今回の実験では白血病由来のガン細胞を使っていますが、それ以外の種類のガン細胞に対する有効性を検討し、最終的には臨床試験によって効能効果を調べなければならないでしょう。

また知らず知らずの間に発ガンから発症まで数年から数十年も掛かり、気が付いた時には既に手遅れと言う事も現実には起っています。今回のような簡単な試験管による方法を改良すれば、短時間で経費が余りかからずにガンの早期発見、早期の治療の道が開けるでしょう。

何れにしても、ブルーベリーによる抗ガンの糸口が開かれたわけであり、ブルーベリー以外の食材も含め、将来の研究の道が大きく広がる可能性が示されたことになります。

抗ガン性はデルフィニジン系のブルーベリーには見られますが、ペオニジン系のアントシアニジンには見られません。既に数十種類の食材のスクリーニングを終えたとのことです。紫イモには、ペオニジン系とシアニジン系のアントシアニジンが混在していますが、シアニジン系のアントシアニジンには効果が見られます。

4)メカニズム

ブルーベリーによってアポトーシスが起るメカニズムについて、推測を交えて考えてみましょう。 アポトーシスが起こる為には単なる抗酸化以上のエネルギーが必要であり、特別のシステムを考えなければなりません。

アントシアニジンではなく、他の抗酸化剤がプロオキシダントとしても作用することをアメリカに確認したとのことです。侯博士はアントシアニジンが癌細胞のアポトーシスを誘導するときにはプロオキシダントとして働いていると考えています。アントシアニジンのプロオキシダント機能が侯博士による世界初の報告です。

またインデナ社のディピエロ博士の講演で、ブルーベリーのアントシアノサイドはアンチオキシダント(抗酸化剤)として働き、特に、通常はマイナスとして働くヘテロ環の酸素が、プラスとして働き、リン酸と結合して毛細血管を強化することがユニークであると指摘されました。

即ち、ブルーベリーは、通常の抗酸化剤としてフリーラジカルを中和するばかりでなく、毛細血管に積極的に働きかける一面を持ち合わせている事が分ります。

5)結論

鑑賞用としても良く、食べても美味しく、目にも良いと言われ、食材として栄養にも優れ、今回新たに抗酸化性・抗ガン性という大きな付加価値が発表され、明るい未来が広がるフルーツがブルーベリーです。

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